書評 - レスポンシブル・カンパニー
サステナビリティ(持続可能性)という言葉は使うべきではない。なぜならわれわれは環境を破壊するスピードを遅くすることはできていても、回復することはできていない。
パタゴニアの創業者で環境活動家のイヴォン・シュイナード の言葉ではあるが、CSR活動に多少なりとも関わっている人間としてはやはりイヴォンの言葉を重く受け止める必要がある。
本書は、パタゴニアにおける環境保全活動を中心に、企業(というより人間が)が社会に、環境にどう向き合っていくかを説いている。
日本では、過激な環境保全の活動家を支援しているとして知られているが、その根底にある考え方や彼のバックグラウンドを紐解いた上で、批評をしたほうがよさそうだ。
レスポンシブル・カンパニー
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